悪の華と仁左衛門のひざ下―2018年4月大歌舞伎「絵本合法衢」感想
歌舞伎にドはまりしたての昨年12月、1月頃は昼の部と夜の部と両方行っていたけれど、3月、4月あたりからは「観劇にも体力が必要だ、、!」とダウン気味で、昼の部か夜の部か、どちらかを選んで観るようになった。
で、4月大歌舞伎は「片岡仁左衛門一世一代にて相勤め申し候」という言葉に惹かれまくり、夜の部の「絵本合法衢」を選択。「一世一代」という言葉、非常にかっこいい。
わたしも「一世一代」の大勝負、「一世一代」の選択、などしてみたいな、などと妄想を膨らませながら、いざ鑑賞。
よく晴れた日。
座席
三階西席(三等A席、6,000円)から。初、西席。いや~疲れた。歌舞伎って4時間くらいで、長いからさ、ずっと首ひねりながら同じ方向見てるのって、結構疲れるね。三幕目と大詰の間の休憩時間中「もうここで帰ってしまおうか」と血迷うくらいには体力奪われる。日頃の根性不足がこんなところに現れる。笑 それでも懲りずに、次回以降もし東席が空いてたらチャレンジしてみようかな~西席はもう嫌。東席なら花道見えるかな?
立ち回りシーンが多い
これは結構びっくりした。仁左衛門が悪役2役(大学之助と太平次)を演じるんだけど、二人ともとにかく人を斬りまくる。あまりの残虐っぷりに、「貴志祐介か?!」って思いながら見てたよ。派手なシーンだから、「芝居を観たぞ」という気持ちにはなれるかも。
イヤホンガイドで「ここまで突き抜けた悪役だと「悪の華」を感じ、応援したくなりますね」みたいなことをおっしゃっていた。「悪の華」という概念は分かるけど、残念ながら大学之助からも太平次からも「悪の華」を感じること、わたしはできなかった。
なんでだろうね。
大学之助と太平次に「切なさ」「悪役の悲哀」がないからかな?悪にならざるを得なかった悲しい過去、とか、責任、とかさ(単純にこの脚本でカットだけかもしれないけど)。
でも、よく中村文則の小説に出てくる「絶対的な悪」には「悪の華」を感じるな。大学之助と太平次はそこまで大それた悪人じゃなかったっていうことかな。でも幼児も斬ってるしな。十分悪だよね。
あ、ちょっと「中途半端な悪」過ぎたのかな。もっと謀略をめぐらして敵方をはめる、ずる賢い悪。もしくは、一切の謀略なしに先陣に立って切りまくる堂々とした悪。どっちつかずの消化不良感が残ったのかな。
それか、もう少しチャーミングさがあったほうがよかった、とか?チャーミングな「悪の華」なんてないか。逆に、憂鬱感をもうちょっと漂わせればよかったのかな。
う~ん、難しい。本当に悪役って難しいよね。その点、この前みた「リトルマーメイド」のおばさまは良い悪役だったな。あと「ライオンキング」のスカーとかね。わたしの脳みそだと、ディズニーみたいな分かりやすい悪役のほうがいいのかも。笑
ところで、ボードレールの詩集「悪の華」は1850年~60年代のもの。一方、「絵本合法衢」の初演は1810年らしい。もしも「絵本合法衢」初演当時から「悪の華」という宣伝文句を使っていたとしたら、相当センスいいね。
仁左衛門のひざ下
衣装から覗く仁左衛門のひざ下、とにかくセクシーだった。大き目の骨ばった足の甲から、きゅっと細いくるぶし、ぐぐっと引き締まったふくらはぎに、きれいな縦長の膝小僧。いいなあ、きれいだなあ。歌舞伎役者の方にとって、ひざ下って本当に大事だよね。いつか、ひざ下のみ写った写真を見ただけで「これは誰々!」って言えるくらいに歌舞伎ファンであり続けたいな。
覚悟というものについて―横山大観展@東京国立近代美術館
基本情報
2018年4月13日(金)~5月27日(日)
10時~17時(金曜・土曜は20時まで、月曜は休館)
東京国立近代美術館
混雑具合
金曜夜、18時過ぎに入館、19時45分頃退館。1枚の絵に3、4人くらい。オール大観ということで、もっと混んでいるかなと思っていたけれど、そこまででもなかったかな。
構成・イヤホンガイド
第1~3会場までに分かれていた。
第1会場
第1会場がメインで、イヤホンガイドも第1会場内だけ。今回のナビゲーターは中村獅童。獅童、歌舞伎の劇場で聞くよりも落ち着いて耳にしっかりと届く良い声をしていたような。笑 詳しい感想は、下の「覚悟というものについて」で。
第2会場
第2会場ではなんと全長40メートル超という日本一長い画巻「生々流転」の展示。季節・人生・そして水滴から龍へ、という水の流転する様を描いたもの。お客さんみんなでずらずらと画巻に沿って歩いていくんだけれど、その絵のなかに入り込んで歩いているような気分になってくる不思議。基本は自然が描かれていて、ところどころに猿や鹿や人間が現れるのだけど、実際に遭遇した気持ちになる。たぶん、閉館後はみんなナイトミュージアムばりに動いていると思うよ。ていうか、動かないほうが不思議。
第3会場
移動に疲れてきてしまって、あまり記憶に残らなかった。何枚か絵があった。ごめんなさい。
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覚悟というものについて―感想
横山大観展第1会場は、第一章「明治」の大観・第二章「大正」の大観・第三章
「昭和」の大観という非常にわかりやすい三本構成だった。
入場してまず、「明治」の大観が描いた「屈原」に心を奪われた。屈原は楚の詩人で、時の王に仕えたが、讒言によって入水自殺に至った人物だ。その屈原が風吹きすさぶ中に立っている絵である。
これは大観が、怪文書によって東京美術学校の校長を辞任した師、岡倉天心と屈原を重ねて描いたものらしい。
屈原は、いわれなき悪環境にくじけることなく、しかし正面から相手をして向こうと同レベルに落ちることなく、あくまで高潔でいるのだ、という強い決意と、そして押し殺しきれない怒りを示しているように見えた。
己の正義を信じ、天心と共に美校を辞した大観の覚悟も溢れている、そんな絵だった。
次に、「大正」の大観で「群青富士」に心を奪われた。金地の屏風に、簡潔にデフォルメされた群青の富士と雪の白が実に美しく心に残る、素晴らしい作品だった。
「群青富士」は、「大観作」「富士山の絵」というワードからつい重いものをイメージしてしまうかもしれないのだが、決してそんなことはなく、非常にポップなものだった。大観の、天性の美的センス及び従来の様式にこだわらない革新性を感じさせる絵だ。
「群青富士」デザインのおちょこや豆皿などあったらほしいなあと思ったが、なかった(ファイルやトートバッグはあった。)。
そして最後に、「昭和」の大観は「国を代表する作家」であり、どの作品からもその覚悟がにじみ出ていて、見ている内に涙がこぼれてしまった。
第二次世界大戦は昭和14年から昭和20年にかけて起こった戦争だ。大観はこの間、「彩色報国」を掲げ、絵の売り上げを国に寄付したりなどしていた。
戦争画家として批判を浴びることもある大観だが、自身が当時の世相に生きていたとして、絶対に大観と同じ道を歩まないといえる人間はいるだろうか? 誰も大観を批判することなどできないと思う。
我々にできることはただ、もう二度と戦争を繰り返さないという固い決意を貫きとおすことだけだ。
先ほどの「群青富士」と同じく、富士を描いた「山に因む十題のうち 霊峰四趣・春」「同・秋」(昭和15年4月)は、「群青富士」にあったポップさは消えた代わりに、威風堂々とした雰囲気と、引き締まった緊張感を漂わせていた。ここでは富士はまさに、日本という国のシンボルであって、そのことを大観も、周りも、軍も、皇室も、ただシンボルであれと、望み、信じていたのだろう。
大観の、国のための画家という立場への覚悟が見える作品だ。
ここでわたしは太宰の「富岳百景」中の一節、「富士には月見草がよく似合う」を思い出した。「富岳百景」は昭和14年の作品で、大観の「霊峰四趣」とほぼ同時代のものである。
月見草は白くはかなげで、決して国の象徴などという大それたものではない。
大観の「国のシンボルとしての」壮大な富士に対し、太宰の「月見草がよく似合う」庶民的な富士、という印象を受けた。
大観が「国のための画家」という覚悟に対し、太宰からは「芸術家として生きる」という覚悟を感じさせる。
国を回すために社会というものがある。社会は国民が参加し、自分ができることをすることで、全員で協力してまわしていくものだ。
大観は、絵筆で社会に参加した。時代柄、それは、振り返って切り取ってみると戦争協力という風に見えてしまうけれど。
しかし、本来、芸術家というのは社会に参加しない、はみ出し者のことをいうのではないだろうか。戦争の時代にあって「富士には月見草がよく似合うなァ」なんて暢気なことを言っている太宰からは、「俺は芸術家として生きるのだ」という思いがひしひしと伝わる。
「国を代表する画家として」の覚悟の視点で、なんだか戦争関係の話をしてしまったが、「昭和」の大観コーナーは、大観の「日本の画壇を引っ張っていくために良い絵を描き続けるのだ」という覚悟もびしばし漂う良作ばかりだったよ。
さて、「覚悟」という言葉を多用してしまった。ここまで大観や太宰の覚悟に引っ張られたのは、わたしも今、仕事面で、覚悟の時期に来ているからだろう。
絵は時が経っても変わらない、不変のものだ(もちろん経年劣化などはあるけれど)。
にも関わらず、同じものを見たとしても、そのタイミングによって感じ方が変わってくる。ある時は全く心に響かず軽く流した絵でも、別の時には琴線に触れて涙まで出てくることもある。
それは自分の心のコンディション、置かれた環境、最近得た知識などに左右されるものなのだろう。
今わたしは、覚悟を決めるべき時期に来ている。しかし躊躇してしまって踏ん切りがつかず、ずるずると後回しにしてしまっている。
しかし今回、大観の覚悟に触れ、人生の節目では「覚悟」が必要であると改めて思った。腹をくくり、夢をかなえるため、前に進みたいと思う。
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レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル 感想
レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル に行ってきたよ~!
「見る」という行為ってとっても不確かなんだな~って思わせてくれた展覧会でした!
基本情報
レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル
期間:2017年11月18日~2018年4月1日※会期中無休
時間:10:00~22:00※火曜のみ~17:00
場所:森美術館(六本木ヒルズ森タワー52階)
値段:一般 1800円、学生 1200円、子供(4歳~中学生)600円、シニア(65歳以上)1500円
混雑具合
ユッキーが行ったのは土曜の午後!なんとチケット購入まで45分待ちの大行列だったよ~😲!
(1、2年前に行った上野の若冲展を乗り越えたユッキーにとっては45分待ちなんて大したことないんだけどね✌入場まで2時間待ちくらいの若冲展の後は、大抵の混雑では動じなくなっちゃったよー何事も経験だね✨)
入場後も、展示に辿り着くまで行列になってる感じかな💦みんな展示物の写真を撮るから、混んじゃうんだよね~!
そんなユッキーもちゃっかり展示の写真を撮ってきました( ´∀` )
感想
<公式HPのトップにもなっている、実際は床の平面に寝転がっているだけなんだけど45度の傾斜がついた鏡越しに見ると壁にぶら下がっているように見える展示を見て>
あるモノがあって、それを見て、わかったつもりになっているけれど、実際にはそのモノを何通りにも見ることができて、視点を変えるだけでまったく違うモノになるんだな~っていうのはすごく思った!モノの見方は一通りじゃないんだっていうのは常に頭にとどめておきたいなあ(*'ω'*)
<一見更衣室なんだけど、じつは鏡ではなくて隣の別の部屋になっている迷路みたいな展示を見て>
実はまったく違うモノなんだけれど、自分がすでに知っているモノでしかないって思い込んでしまうことってあるよな~って気づかされた☺本当にこのモノはこれが正しい姿なのか?って疑うことって大事なんだろうね!
<まとめ>
今回の展示は「一方的に見る」ものばかりだったけど、ユッキー的には「見る←→見られる」の関係をテーマにした展示も欲しかったな!そうなってくるとレアンドロ・エルリッヒの考え方とは違うのかな?レアンドロ・エルリッヒといえば金沢の21世紀美術館のプールが有名だけど、どんなスタンスで作品作りをしているのか、もっと知りたくなったよ✨
ユッキー、「見る←→見られる」の関係ってすごく大事だと思っているんだ~🌸「深淵を覗くとき深淵もまたこちらを覗いているのだ」ってやつだね~!
例えば今ちょうど大学3年生が就活している時期だよね💡面接官は一方的に学生を「見ている」つもりになってしまいがちだけど、本当は学生の方がシビアに面接官を「見て」会社の格とか質とかを判断しているかもしれないし!
あとは毛色が変わって(一般的に)男性から女性への「見る←→見られる」の力関係とか、社会的地位とか、容姿の消費とか、ね!これはジェンダー的な話になってくるのかな💦
ユッキーが興味を持っている「見る←→見られる」の関係の展示はなかったけれど、「見る」という行為は常に疑いが必要なこと、自分が常識だと思っていることは簡単に覆されるということが勉強になったから、行って良かったなと思ったよ♪現代社会に問題意識を提起するっていうのが現代美術の役割だと思うから、それは立派に果たしていたと思う!(^^)/
展望もしてきたよ🗼
せっかくだから展望台にも行ってきたヨ~!
スカイツリーも好きだけどやっぱり東京タワーのフォルムってすてきよね🗼✨
2018年三月大歌舞伎公演初日感想(国性爺合戦)
やっほーユッキーだよ☆
歌舞伎座「三月大歌舞伎」を公演初日の3月3日に観に行ってきたヨ~!
気持ちよく晴れた春の日のことでした💮
もくじ
座席
今回は三等A席、正面西寄りで観て来たよ~!
実はユッキー、三等A席は初めて✨なんだけど、三等B席よりも舞台に近い!って感じがしてビックリしちゃったΣ(・ω・ノ)!役者さんの瞬きまで見えたー♡♡
三等A席は6,000円、B席は4,000円、この2,000円分の差はぜったいにあると思うなあ!
でも、西寄りだったせいかな?やっぱり花道は舞台ギリギリまで出てきてくれないと見えないね(´・ω・`)しょうがない!
一幕目♡国性爺合戦
主な登場人物
老一官(明国の人)/東蔵
老一官の妻 渚(日本人)/秀太郎
老一官と渚の子 和藤内(明と日本のハーフ)/愛之助
老一官と前妻との間の子 錦祥女(明国の人)/扇雀
錦祥女の夫 甘輝/芝翫
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あらすじ
最初の場は甘輝の城前✌
明国は、韃靼国(架空の国)に攻め入られてヤバい!状況にあるよ😨
今は日本にいるけれど、昔は明国の官僚(だったのかな?)みたいな立場だったっぽい老一官はその状況を憂いて、妻の渚と息子の和藤内とともに海を渡って明国へ向かうの☆
なんで明国へ向かったかというと、老一官と前妻(明国人)との間の娘 錦祥女が、武将 甘輝の妻になっているはずだから、その縁を頼りに甘輝を打倒!韃靼国の仲間に引き入れようとしたんだね💡
錦祥女がまだ幼いときに老一官は前妻と別れてしまっているから、老一官一行が甘輝の城に辿り着いても錦祥女は「このおじいちゃんは本当に私のお父さんなのかしら?」状態!
どうにか本当に父親であることを信じてもらえた後も、韃靼国の掟が厳しくて、城主不在の城によそ者を入れることはできないの🙅
そこで渚が「こんなにおばあちゃんならいいでしょ」ということで老一官に縄で縛られたうえで単身お城に乗り込むよ😨
場が場内に移ります✌
お仕事から帰ってきた甘輝は「今日また出世した!」と威風堂々のご様子。
そこに錦祥女は「実は頼みが…」と切り出すよ!「明国を守るために韃靼国を倒してほしい」と、夫に大胆な寝返りを要求する錦祥女😢
甘輝は「承知した!」となるんだけど、いきなり錦祥女に斬りかかるよ😨
その心はというと、「女にほだされて寝返ったと言われちゃ武士のしての名折れ、だから俺は妻を殺したうえで寝返るんじゃー!」というもの。
義理の娘がいきなり切り殺されそうになった渚はびっくりして止めにかかるよ!
「錦祥女を殺さないまま寝返ることはできません」と主張する甘輝。しょうがない錦祥女は、作戦失敗を城の外にいる老一官と和藤内に知らせるために、川に紅を溶いて流すよ~~
でもその紅は実は錦祥女が自分で胸を刺して流した血でした😨
「自分が生きていては夫が韃靼国を倒せない、でも夫が自分を殺そうとすると渚が止める、なら私は自分で!」という錦祥女の思考回路。
渚も「錦祥女ひとりで逝かせるわけにはいかない!」ということで同じく胸を刺してしまうの💦
和藤内が城内に乗り込んできて、甘輝と結託、錦祥女と渚はそれを見守りながらEND、というお話でした!
感想①衣装が綺麗✨
明国の人(老一官、錦祥女、甘輝、甘輝の城の門番さんたちとか女中さんたちとかね)は明風のとっても華やかな衣装で、見ていて楽しかった!
作中唯一の純日本人、渚はいかにも日本っぽい質実剛健って感じの着物を着ていたよ☺
そして!明と日本のハーフ、和藤内の衣装が大注目!って感じ✨
明のセンスと日本のセンスが混じり合った、とってもおしゃれな衣装だったよー!
あとね、和藤内と甘輝が手を結んで打倒韃靼!を目指すことになった後に♡ふたりのお色直しの時間♡があるの!
お色直し後のふたりの衣装にも大注目!明国風の超きらびやかで超豪華な衣装になって出てくるよー(∩´∀`)∩♡
愛之助も芝翫もその超豪華衣装に負けない堂々とした立ち居振る舞いでね、本当に舞台映えするお二人だなーって思ったよ✨
感想②愛之助がかっこいい♡
愛之助は、柔らかな物腰の商人さん役とかが似合うかな~とか勝手に思っていたんだけど、和藤内みたいなワイルドな武士の役も似合うんだね~♡
特に川の上で錦祥女からのサインを待つシーンはサイコウに痺れた~✨帽子で顔を覆っていて、紅が川を流れて来た瞬間にパッ!と客席の方を向くのがかっこよかった…♡
ユッキーは先月の一條大蔵卿が扇で顔を覆うシーンにも痺れたから、「顔を隠す→出す」がツボなんだろうな~(〃▽〃)
(一條大蔵卿の感想はこちら↓)
【歌舞伎感想】2018年「二月大歌舞伎」@歌舞伎座~昼の部第二幕「一條大蔵譚」編~ - 両手うちわで芸術三昧。
愛之助、よく響く真っ直ぐな声だし、舞台映えするし、とにかく素敵でした!
ただ、飛び六方での花道退場は、席の関係であまり見えなかったのがちょっぴり残念…😢いつか1階席で見るのが夢!
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開幕初日に行ってきたよー!プラド美術館展感想
やっほーユッキーだよ☆
昨日(2018年2月24日)、開幕初日にプラド美術館展@国立西洋美術館に行ってきたよ~(^O^)公式サイトは↓金字で「PRADO」、豪華だねえ✨
国立西洋美術館前では大きなカルロスくんがお出迎えしてくれてたよん♪
夕闇に光るカルロスくん、、勇ましくてかっこいいね♡
もくじ
公式Twitterキャラがかわいい💛
ユッキーは40の手習いでTwitterを始めたんだけど
ユッキー:両手うちわで芸術三昧。 (@yukky_ryoteart) | Twitter
最近は美術館ごとはもちろん、展覧会ごとにアカウント作っていることを知ってビックリ!
フォローしておけば行き忘れることもないし開催日もばっちり分かるから便利だよね~☆
そんなたくさんある展覧会アカウントのうち、カルロスくん@プラド美術館展【公式】 のアカウントはツイート(リツイート)の多さと、カルロスくんのかわいさとで、ひと際目立っているアカウントだったんだよね~✨
公式アカウントはこちら↓ぜひ見てみて?カルロスくんのゆるキャラっぷりたまらない💛
カルロスくん@プラド美術館展【公式】 (@prado_2018) | Twitter
開幕前からカルロスくんのかわいさに癒されながら、「開幕したら速攻行こう!」と思ってたんだ~(^O^)/
基本情報
場所:国立西洋美術館(最寄り駅は上野駅)
開催期間:2018年2月24日(土)~5月27日
開館時間:午前9時30分~午後5時30分 ※金曜・土曜は午後8時まで ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日 ※ただし3月26日(月)と4月30日(月)は開館
チケット代:当日 一般1600円 学生1200円 高校生800円
混雑具合
ユッキーが行ったのは開幕初日、2月24日(土)の18時半頃だったよ☆
土曜の夜だし、開幕初日だし、正直もう少し空いているかな~と思って行ったら
割と混んでいてびっくり!
入り口付近の混んでいる絵画は1枚あたり5、6人のお客さんがいたかな~!
でも奥に進むにつれて空いていって、1枚の絵をひとり占め♡できるときもあったよ☆
カルロスくんの絵なんかも、前にソファが置かれていて、座ってゆっくり鑑賞できたよー、贅沢だよねっ(〃▽〃)!
所要時間
閉館時間(20時)が迫っている!っていうのもあって、少しだけ早足で見ちゃったから、入ってから出るまで1時間10分だったよ☺
イヤホンガイド
貸出は550円、収録時間は約35分だったよ☆
音声ナレーターは、ミッチーこと及川光博さんと、平田茉莉さん✨
ミッチーはイヤホンガイドであっても発言が王子だった(〃▽〃)
おふたりともてきぱきとした喋りで、情報量たっぷりのイヤホンガイドだったよー!
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感想①豪華絢爛な作品たち
この展覧会に出ている作品は、17世紀のスペイン国王フェリペ4世のコレクションが中心なんだって~!
ちょっと違うかもだけど、今の日本でいう宮内庁所蔵作品、みたいな感じかな?( ´∀` )
さすが宮廷コレクションだけあって、どの絵も重厚な雰囲気😲❕
ベラスケス、エル・グレコ、ヤン・ブリューゲル(父)(出た~!
【展覧会感想】東京都美術館「ブリューゲル展」 - 両手うちわで芸術三昧。
でも紹介した通称「花のブリューゲル」もしくは「楽園のブリューゲル」だね🌸)、そしてルーベンスなど、大御所たちの絵が観れたよ~☆
作品番号は70番まで、そのうち61番までが絵画で、62番~70番が芸術理論書籍の展示だったから、比較的1枚あたりの絵のスペースはゆったりしていて、気分よく見れたよ~!
あとやっぱり宮廷に飾る用の絵だからかな?サイズが大きい絵が多くて、「絵を見たぞっ!」って感じがすごくする~(*ノωノ)
感想②おいしそうな静物画「ボテゴン」
スペインの静物画を「ボテゴン」っていうらしいよ☆彡
それでね、そのボテゴンが超おいしそうなの!ブドウとかザクロとかね~♡
そのなかでも、ユッキーが特に「ヨダレとまらん、、(*'p'*)」ってなったのは、アレハンドロ・デ・ロアルテ「鳥売りの女」✨
鳥を売る女と買っている男の絵なんだけど、背景に描かれている鳥がどっしりとした質量を感じさせて、とってもおいしそうなんだよねえ💛
売り物として売られている段階だからまだ羽とかは生えたまんまなんだけど、「自然の鳥」ではなくて「食料としての鳥」をビシバシと感じさせる絵でした!
その日の夜は鶏肉を買って帰って、鶏鍋にしたよん🐓♡
おまけのカルディ💛
ボテゴンを見て食欲が高まったユッキーは、上野アトレのカルディに寄って、大好きなティムタムとLOTUSのカラメルビスケットを買って帰っちゃった♡
ティムタムは何年も前から大好きなんだけど、さいきんカラメルビスケットにハマっちゃってるんだよねー、早速半分以上食べちゃってる!笑
ではでは!今日もここまで読んでくださったみなさま本当にありがとう!
チャオチャオ♪
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【展覧会感想】至上の印象派展ビュールレコレクション@国立新美術館
やっほ~☆ユッキーだよん♪
平昌五輪フィギュアスケート、羽生くんと宇野くんの金銀メダル、本当におめでたいね✨
将棋では、藤井くんが羽生さんに勝って、史上最少年齢で六段昇進ということらしいし、若い世代の活躍が目立ったいちにちだったねー(*'ω'*)
ユッキー、会社の若い子たちを見ていると、優しくて器用な子が多いような印象がして、大好きな世代だよ☆
だから、ユッキーもお仕事をがんばって、少しでもいい形で若い世代に日本を引き継げるようにしたいな~♡
たいへん微力だけどがんばるぞい(∩´∀`)∩
さてさて!先週末の金曜日、2月14日(水)から開幕の 「至上の印象派展 ビュールレコレクション」@国立新美術館 に早速行ってきたから、感想を書いていくねん♪
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もくじ
基本情報
開催期間:2018年2月14日(水)~5月7日(月)
時間:10:00~18:00、毎週金・土曜日と4月28日~5月6日は20:00まで
料金:当日 一般1600円、学生1200円、小中学生800円
休館日:5月1日を除く毎週火曜日
(公式サイトはこちら↓イレーヌ嬢がとってもキュート♪)
混雑具合
ユッキーは開幕3日目の金曜夕方、仕事終わりに行ったよ~(*'ω'*)
混雑具合は1枚の絵に最大で15人、少ない絵なら独り占め♡って感じだったよ♪
大人気の印象派だし激混みだろうな~って思って行ったんだけど、思ったよりは空いてる!って感じだったかな~👍
所要時間
入ってから出るまでに1時間45かかったよ!
本当はもうちょっとゆっくり見たかったんだけど、閉館時刻になっちゃったの💦
作品番号は64番までと、展示数は少な目なんだけど、良作品揃いでね~✨
どれもじっくり見てたら時間かかっちゃうよ!嬉しい悲鳴だね(>_<)💛
イヤホンガイド
お値段520円だったよん☆ナビゲーターは俳優の井上芳雄さん!
収録時間は約30分!
井上さんの声は落ち着いて安定感があって、とっても聞き取りやすかったよ☆
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感想
国立新美術館まで直結の乃木坂駅では、イレーヌ嬢のキュートなポスターがお出迎えしてくれているよ🙌♥
上でもちょっと書いたけど、作品番号64番までと少な目の本展覧会!だからその分、展示スペースも1作品ごとにゆったりとってあって見やすいの😃どれも良作品だから、ぜったいに行く価値あるよ~✨
印象派は難しいこと考えないで、とりあえずキレイ!っていう視点からも楽しめるからね、見ていて純粋にウキウキするよね💮
2月中の来館限定かな?こんなにかわいいポストカードをもらえたよ~!
モノクロにピンクの文字が映えるよね~ユッキーの大好きな色合い💛
つやつやお肌にふわふわ髪の毛のイレーヌ嬢、実際の絵で見ると更に美少女だったよ♡
あと、モネの睡蓮だけ撮影OKだったの!これは期間限定というわけではなさそう☺
閉館まぎわだったから人もまばらで、絶好のポジションで写真撮れちゃった✨
あえて池全体ではなくて一部分だけを切り取って描くことで、空間の広がりを想起させる…池の想像を鑑賞者に委ねる、大胆でハイセンスな絵だよね!
これを自邸に飾れるなんて贅沢すぎるよビュールレさん( *´艸`)
おまけの焼きそば♥
国立新美術館に行った後は、六本木ヒルズの梅蘭で焼きそばを食べて帰るのがユッキーの密やかな楽しみ…♡この焼きそば、大好きなんだよね~
- ジャンル:中華料理
- 住所: 港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ヒルサイド 1F
- このお店を含むブログを見る |
- (写真提供:EBIfurai)
- 梅蘭 六本木ヒルズ店をぐるなびで見る | 六本木の中華料理をぐるなびで見る
心もお腹も満たされて、とっても幸せ♪
ここまで読んでくださった方、本当にありがとう!
よかったらまた遊びに来てね~ではでは!
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【展覧会感想】ルドンー秘密の花園展@三菱一号館美術館
やっほ~ユッキーだよン♪
一週間おつかれさま~☆
三連休だねわっしょいわっしょい(∩´∀`)∩
9日の仕事帰りに、ルドン―秘密の花園展@三菱一号館美術館に行ってきたヨ♡
ユッキーにとって、2018年4つめの展覧会だよん✌
ずーっと楽しみにしていた展覧会だったから、9日はソッコー仕事切り上げて駆けつけた(^O^)/
ちなみにこの日の三菱一号館美術館の中庭!ほんとキレイだった~✨
基本情報
開催期間:2018年2月8日~5月20日
時間:10:00~18:00、祝日を除く金曜・第2水曜・会期最終週平日は21:00まで
料金:当日 一般1700円、学生1000円、小中学生500円
休館日:月曜日
(公式サイトはこちら↓PCから見ると、とってもおしゃれ♪)
混雑具合
ユッキーは開幕2日目の金曜夕方、仕事終わりに行ったよ~(*'ω'*)
混雑具合は1枚の絵に最大で5人、少ない絵なら独り占め♡って感じだったよ♪
もうちょっと混んでるかな?って思っていったんだけど、やっぱり開幕したては
空いてるのかもね~👍
所要時間
ルドンの絵がすてき過ぎて、ゆーーーっくりじーーーっくり見たから
美術館に入ってから出るまでに2時間かかっちゃった💦
途中の休憩コーナーでは関連本も読んだし、
ショップでも何買おうかじっくり迷ったからね~( ´∀` )
イヤホンガイド
お値段520円だったよん☆
実は今回、イヤホンガイドも楽しみのうちのひとつだったんだ!
なぜかというと…ガイドが石丸幹二さんだから♡♡
劇団四季出身の俳優さんで、「オペラ座の怪人」ラウル子爵役が当たり役✨
超イケメンじゃない??ユッキーこういうダンディなお顔大好きなの♡♡
収録時間は約35分!
石丸さんの声はとっても聞き取りやすくて、内容がすんなり頭に入ってきたよ♪
ああ♡耳が幸せな35分間だった( *´艸`)
感想
会場はぜんぶで8コーナーに分かれていて、作品は94作品!
作品リストを見て、94作品ってなっていたから、「すこし少なめかな~」なんて
思っちゃったのね💦
でも!94作品のうち、ほとんどがルドンの作品で、見ごたえばっちりだったから
内容が濃ゆかったのよ~♡物足りないなんて全く思わないよ!
むしろ「これだけルドン作品集めてくれてありがとう~( ;∀;)」っていう
三菱一号館美術館さんへの感謝しか出てこない✨
ルドンの絵は、“黒中心”の時代と“カラフル”な時代に分かれているみたいだったよ!
黒中心の時代の、一回見たら忘れられないくらい異形ものの絵も良いんだけど、
ユッキーはやっぱり断然カラフルが好きだったかな♡
明るい色を使うってところは印象派と似ているような気もしたんだけど、
目に見えるものを目に見えるように描く印象派と
目に見えないものを現実との境を曖昧にして描くルドンは
神秘性っていうところにずいぶん差があったかな~なんて思ったり(〃▽〃)
ユッキーがいちばん好きな画家はセザンヌで、セザンヌの絵はいっぱい
見てるんだけど、今回セザンヌとは絵のポリシーっていうのかな、そういうのが
正反対のルドンの絵を見て、とっても新鮮に思った!
最初、チケットやチラシで見てるときは単に「ルドンかわいいな~♡」っていう思いだけだったんだけど、
実際に絵を見てみたら、「かわいい」を越えた、なんだか神話のような魅力があるのを感じたよ✨
ルドン大好きになった~!前回のロートレック展もそうだったけど、
三菱一号館美術館の展覧会は、いつもその画家のこと大好きになって帰ってくる(*ノωノ)
ユッキーが特にお気に入りだったのは、チケットにもチラシにもなっている
「眼をとじて」
これがほんと~~にすてきで、ユッキーこの絵の前で涙出てきちゃった😢
人が大木に寄りかかっていて、その下ではお花が夢のように咲き散らしている絵なんだけど、大木が上に広がっていっていてね、なんだか「これが世界なんだな~」って思った!
うーん、説明が難しい💦ユッキーは国語力がホシイヨ…
とにかく実際に見てみてほしいな♡見たらきっとわかると思う!
ルドン展、5月までやっているみたいだから、リピートしようかなって
計画中だよん♪
お花の絵が多くて、春にぴったりの 展覧会だと思う♡
ではでは今日もここまで読んでくださった方、本当にありがとう!
またね、チャオチャオ~(*^▽^*)
オマケ 撮影OKコーナーもあったよん♪