【狂言感想】鬼継子
つ・ぎ・に!狂言「鬼継子」☆圧倒的ねたばれりーなだよん!気を付けてねえ☆
狂言と能のふたつは、セットで上演されることが多いみたいだよ~♪両方見られるなんてお得だね!
今日の狂言は「鬼継子」だったよん。
ゆってぃは大きな図体の割にとっても小心者だから「鬼か・・・怖かったらどうしよう、ちびるかもしれない」とか前の晩から心配してたんだけど、ちびらなかった!さすが大人だね♪
ここからは、ねたばれりーなだから気を付けてねえ☆
歌舞伎とかミュージカルとかみたいにドカーン!バチーン!的な派手な幕開けではなくってね、「およよ?なんだか足音だか衣擦れだかがするぞ☆」と思って振り向いたら野村萬斎さん演じる女の人が出て来たの~!ちなみに赤子(人形だよん)を抱いているよ。
ミーハーなゆってぃは、ナマ萬斎さんを見て、「日本語であそぼ~~~!」「シンゴジーーー!」って感じでひとり興奮しちゃった(#^.^#)
ゆっくり歩いて舞台中央まで来るんだけどね、文字通りつま先から頭のてっぺんまで意識が張り巡らされているんだろうなって感じさせる、それはそれは美しい所作だったのー!
やーん、こっちの背筋まで伸びちゃうー!
次に鬼が登場!明るい色のお召し物でね、案外ユーモラスな鬼さんだったから、びびりのゆってぃでも大丈夫だったよ☆
でね、女の人の旦那さんは先に死んじゃって地獄に落ちている訳ね、でねでね、地獄で旦那さんをいじめる係が、なんとこの鬼さんなわけ!
このいじめ方がえげつなくってね~、まず舌を引っこ抜いて身体をちぎって叩いて伸ばして?みたいな感じだった気がする(>_<)旦那さんをお餅みたいに扱わないで~!
鬼さんはきれいで賢い女の人にホの字になっちゃうわけなの☆それで、「俺の妻になるなら旦那を許してやろう」みたに持ちかけるわけ!普通の会社だったらこの鬼さんはクビだわね。
ゆってぃもイケメンくんに同じようなこと持ち掛けないように気を付ける☆
女の人は、「私の夫になりたければこの赤子の面倒をみてくれ」って言うのよ。この女、度胸ある~!意外に律儀なところのあるかわいい鬼さんは、最初は一生懸命に面倒をみようとするんだけどね、やっぱり「赤子おいしそうだから食べたいんじゃ☆」ってなるの。
それで、なんとね、まさかのこれがラストシーンなわけ。ゆってぃ、「うそーん!」って感じだったよん。
結局旦那さんはいじめられ続けるし、女はシングルマザーのまんまだし、みたいな。でもね、このラストの思い切りの良さが逆に気持ちいいの!!!
「問題を解決しなきゃ物語じゃなーい!」って思ってたゆってぃの既成観念がガラガラ~って崩されて、とっても爽快(*´ω`*)おかまっていう立場から、常日頃、既成観念に囚われないようにしようって気を付けているゆってぃだけど、やっぱり持っちゃってるんだね。
そのことに気付けたことも嬉しかった☆ゆってぃ、一歩成長!えへん!誰も褒めてくれないから自分で褒めちゃう☆